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暖かな陽光射し込むテラス。 真っ白なテーブルの向こうに瑠璃色のドレスに身を包んだ少女が腰掛けており、その両脇に丸メガネをかけた執事の少年と、褐色の肌をした侍女の少女が控えている。 三人がペコリと頭を下げる。 マルク(以下マ):「それでは前回に引き続きまして『影執事マルクの迎撃』お客様のご紹介をしたいと思います」 アイシャ(以下あ):「ぜ、前回のことを知りたい人はテーマ一覧の『番外編』をクリックしてみてください。……で、いいのかな?」 マ:「(上出来ですよアイシャ)えー、簡単に説明させていただきますと、今回の物語は『決死の接客編』ということなので、お客様の通り名からどんな方なのか推測したいという企画でございます」 エルミナ(以下エ):「……前回では<宣教師>という客人を紹介させてもらった」 あ:「おハゲの人……なんですよね」 エ:「……あくまで、その可能性があるというだけだ」 マ:「はい。それでは、早速お二人目のお客様をご紹介したいと思います。お嬢様。お願いします」 エルミナはゴソゴソと紙切れを拡げる。 エルミナ(以下エ):「……<東方不敗>……とある」 マ:「それはまた……仰々しい通り名でございますね。やはり負けたことがないのでしょうか?」 エ:「……東方不敗というのは、ある武侠小説に登場する武人の名だ。武術を極めた達人で、禁忌とされている奥義を体得しているのだ」 マ:「さすがにお嬢様はお詳しいですね。それではやはりそちらに由来する名でしょうか」 あ:「はい! マルクさん! あたし、その人知ってます!」 マ:「なんと、お知り合いなのですか?」 あ:「あ、そういうわけじゃないんですけど、あるお話に出てくる人なんです。有名なんですよ?」 エ:「……読み物かね?」 あ:「ええっと……、活動写真っていうのなんですけど……」 マ:「写真が実物のように動く、動画というものですね。都会の方ではよく見かけます」 エ:「……この街にはないのかね?」 マ:「残念ながらございません。ご興味がおありですか?」 エ:「……そうでもない(やや落胆した様子)。話が逸れたようだ。アイシャ、どのようなものなのかね」 あ:「はい! あのですね。『契約武闘伝Gガンダー』っていう話で、ガンダーっていう機械兵を使って、世界の主導権を決める大会を勝ち抜く話なんです!」 エ:「…………………………」 マ:「……えー、それで東方不敗はどんな役割なのでしょうか?」 あ:「主人公のドエン=カッツェのお師匠様で、前大会の優勝者なんです」 エ:「……どんな人物なのかね?」 あ:「辨髪ってわけじゃないんですけど、三つ編みとおひげがよく似合うおじいさんなんです」 エ:「……つまり、老人なのだね」 マ:「作者もじっちゃまが書きたいと申しておりましたし、その可能性が高そうでございますね」 あ:「え? あ、それで決まっちゃうんですか?」 マ:「それでは<東方不敗>はおひげと三つ編みの老人かも知れないということでした」 三人はペコリと頭を下げる。 全員:「それでは『影執事マルクの迎撃』をお楽しみに!」 おしまい |
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